日記
土地建物売却時の注意点 購入時の売買契約書について
こんにちはファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士の阿部です。
そろそろ建物も古くなってきた等、相続した土地を売却でもしようか、という方もいらっしゃるかと思います。
その際にとても大切なものがありまして、それは物件購入時の売買契約書です。
物件を売却した場合、売却した価格が購入したときの価格を上回った場合、譲渡所得税の支払いが発生します。計算方法は購入価格から売却価格を差し引くので、購入時の売買契約書が必要となります。
課税長期譲渡所得金額=譲渡価額-(取得費+譲渡費用)-特別控除
課税短期譲渡所得金額=譲渡価額-(取得費+譲渡費用)-特別控除
購入時の売買契約書が無い場合は、売買価格の5%が購入価格となりますので、購入時に高く買った方は多くの譲渡所得税を支払う事になってしまいます。
売買契約は無くしてしまったが、金融機関との借り入れの際の契約書があった場合がありました。このケースですと、この契約書が有効なのか税務署に確認に行く必要があるようです。
売買契約書はとても大切で、相続後売るときも大切なので、今一度売買契約書を確認しておくことをお勧めします。
投稿日:2016/11/26 投稿者:阿部 郁子